細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』がアカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされたことはご存知でしょうか?

実はこれってスタジオジブリ以外の日本アニメでは初のノミネートでけっこうすごいことみたいです。

この映画の評価はアマゾンのレビューとかを見てあんまりよくないとは知っていました。でも、アカデミー賞にノミネートするくらいだから実際はどうなんだろうと気になり、アマゾンプライムでレンタルして(2泊で500円)視聴してみました。

以下に2歳の息子の父である僕が、この映画を観た感想を書きたいと思います(※ネタバレを含みますのでご注意ください)

くんちゃんの声の違和感がすごい

本作の主人公である4歳の男児くんちゃんの家に、新しく産まれた女の子の赤ちゃん未来ちゃんがやってくるところから物語は始まるのですが、まずくんちゃんの声を聞いた時にとても4歳の男児の声には感じられず違和感を覚えました。

アマゾンレビューを見てみると、この映画に低評価をつけている人はこのくんちゃんの声の違和感からこの映画に拒絶反応がでているようです。

妹(ミライちゃん)が生まれて自分が1番じゃなくなったと感じるくんちゃん

妹のミライちゃんが生まれるまでは一人息子としてかわいがられてきたくんちゃん。でも、ミライちゃんが来てみんなの注目が自分からミライちゃんに移ってしまいくんちゃんは面白くありません。

そんなくんちゃんはミライちゃんを自分の妹だと受け入れることができず意地悪をしたりしてお母さんに怒られてしまいます。

このあたりの描写はお子さんが2人いる親の方は見覚えがあったことかと思います。

庭にある樹から生じる不思議体験

お母さんに怒られて庭に飛び出したくんちゃんは、そこある不思議な木の力によって飼い犬が擬人化した姿と遭遇します。

その犬はくんちゃんに言います「君がこの家にくるまでは僕が王様だった」と。まさに、今のくんちゃんと同じです。僕自身も犬を飼っているのですが、こどもが産まれてからは犬を構う時間が圧倒的に減ってしまいました。

この不思議な体験をきっかけに、くんちゃんは未来からきた未来ちゃんに会い、過去のお母さん、過去のお父さん、過去のひいおじいちゃんと会うことになります。

淡々と続くストーリー

不思議体験が淡々と描かれて、くんちゃんは一度は諦めた自転車にもう一度挑戦して乗れるようになったり、色にこだわらずにズボンを履いたり、自分がくんちゃんのお兄ちゃんだと認められようなります。

細田監督は「小さなこどもの日常と成長を淡々と描いている」と言っていますが、あまりにも淡々としすぎて映画としては盛り上がりに欠けてしまっています。

「未来のミライ」というタイトルから未来からきたミライちゃんが奇想天外なことをして楽しませてくれるのかなと期待していたのですが、果たしてなんのためにわざわざ未来から来たのかという感じになってしまいます。

作中ではミライちゃんは「婚期を逃すから出しっ放しのひな人形を片付けにきた」と言っています。

こどもが観るには退屈する映画

子育てを経験している大人であれば所々で共感して楽しめるかもしれませんが、こどもが観ても共感することができず、いったいどこがクライマックスなんだろうと感じるでしょう。

最後の方にグロテスクに骸骨を描写した電車が出てきたりと怖い雰囲気になるのでその点からもこどもにはお勧めはできません。

ジーンとくるシーンもある

僕自身がこの映画でいいなと思ったのは、くんちゃんが自転車に乗れるようになり、成長を感じたお父さんが涙するシーンです。

僕は父親と自転車の練習をしたことはないですが、いつか息子と一緒に自転車の練習をして、息子が自転車に乗れた瞬間がきたらグッとくることだと思います。

男の子はみんなくんちゃんなのか?

わんぱくでわがままで言うことを聞かないくんちゃん。我が家の2歳男児と重なってみえました。顔もなんだか似ているような、、、。

イヤイヤ期真っ只中の我が息子。夢の中でもイヤイヤ言っている我が息子。4歳になっても子育ては大変そうです(笑)

結論

映画『未来のミライ』はアカデミー賞ノミネートにふさわしいのか?
万人受けする映画とは言い難く、アカデミー賞ノミネートは数合わせとしか思えない
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